自分らしく生きる生き方が、人を健康にする

let's yoga

采佳の「ヨガしましょう」

毎月の会報に掲載している、「Yogaしましょう」を紹介していきます。

季節の体の使い方や養生法などなど、参考にしてください。

文責 木村采佳



2016年12月号

 紅葉狩りに行きました。毎年、この時期にたくさんの人がその美しさを鑑賞するために紅葉を求めて動きます。「平和やな~」と思います。

ライトアップしている京都の有名なお寺では、一晩で2万人の人出だとか言います。

 大変な時や、忙しすぎるときにはそんな気にもなれませんが、自然が織りなす季節の移り変わりをその美さと共に胸に刻みたいというのは、「諸行無常」を感じてのことなのかもしれません。

 同じことの繰り返しにも見える日常ですが、今年一年を振り返ってみても社会の変化や、自分の生活においても、同じ日はないという事が感じられます。

 日々選択しそれに基づいた行動を起こし、その結果が今この瞬間と意識すれば、選択の自由性と重要性が身に沁みます。今年もあっという間の一年だったと毎年、年の瀬には思いますが、日々自分が選んで過ごした時の流れです。「二河白道」欲におぼれず、怒りや恨みに焼かれる事の無い真っ白な道を行く自分でありたい。〝愛おしく大切な時の積み重ね″と思える日々を過ごすことがこの細い道を行くことかと。

 篠山のお寺に紅葉を求めて行ったのですが、少し遅かったようで、一週間前が一番良かったという事でした。自然の移り変わりは待ってはくれませんものね。散った紅葉が敷き詰められた景色もまた格別で風情がありました。

 身体が本格的に引き締まってくる時季です。裡なる力を蓄え内実を促す時です。息深く気を下げて自分の内側をじっくり観るには、骨盤の弾力性が大事です。

 寒くなると体温の発散を防ぐために身を縮めます。身体の収縮力は骨盤力ですから、締める力の強い人は全身がまとまって引き締まりますが、骨盤力の弱い人は肩首に力を入れて無理に閉めようという体制になります。結果、重心が上がり、姿勢が崩れます。

 この時期に首を冷やすと脳の血行異常を起こし眼、耳、喉、鼻にも影響します。屋外では、正面からの冷たい風は心臓に悪影響を及ぼすので、首や胸元を冷やさない注意が必要です。
 粘膜系を整えるのに水をチビチビ取り入れましょう。


2016年11月号

 今頃は宮津の畑でとれたサツマイモを焼き芋にしているはずでした。

 秋は収穫が楽しい、神社の秋祭りも収穫祭の意味が大きいですね。豊受の神さんだけではなく農耕民族の日本人には、収穫の時期には血が騒ぐという事があるのでしょうか。

 所が、先日畑へ行ってガックリ、力が抜けました。サツマイモの葉っぱは残っていましたがお芋が一つもありません。以前はイノシシ君が食べたので、イノシシ除けはしっかりしています。今回は鹿が出没したようです。鹿なら、頑丈に張り巡らされた柵も簡単に飛び越えてしまえる訳で勝負ありでした。

 相当ガックリきた割にはそれ程腹立たしくないのは何でかと思いましたが、只々諦めたというよりは、今年は山も餌がないのだから仕方がないという感じでした。

 うちのお芋を食べた鹿は何とか生き延びられるかもしれないと思うと、人間の都合ばかりをまかりとおしてはいけない感が沸き上がりました。

 住み分けの約束事を壊してきたのは人間です。
 動物たちの棲み処の山を削って、風車だ、太陽光だと自然エネルギーのために国土の12.1%、4560000haが壊されようとしてきているのですから、仕方のない事です。農地の12%ではなく、国土の12.1%という恐ろしい事、これが、2013年11月22日に公布された「農漁村 再生可能エネルギー法」という亡国法です。

 そんな勝手な人間の都合を動物たちに押し付けているのだから、我が家のお芋さんも諦めなければ仕方がないですね。動物たちも、日本という国の住人?なのですから。

 ところで、寒くなってくるとさつま汁が美味しいですね。これが季節に合った感知力の技です。夏の間はたくさん取っていた水分ですが寒くなると水分の摂取量がぐんと減ります。そんなときに温かい汁物は身体を潤します。そしてミネラル分もたっぷり入っている汁物はこの時期の体に合う食べ物です。

水分が不足すると、血液は濃度を増して流れが悪くなり脳への血行も悪くなります。11月が最も脳溢血が多発する時期と言われています。

 水分不足で体の渇きが起こると皮膚がかゆい、目が疲れる、鼻水など粘膜系に影響が出ます。頻尿や、尿の色が濃くなるのも水の不足です。流れを整える意味でも水分をしっかりとるようにしましょう。

 体が冷えを感じると体熱を逃がさない為に皮膚が縮み骨盤が閉まってきます。いつも冷えを感じる人は骨盤の弾力が無いのです。足首を冷やさないようにしましょう。

足首の締りは骨盤の可動性と関係しています。痴呆症や膀胱異常は外踝が落ちることから始まります。


2016年10月号

 去年の今頃、北海道から母を連れてきて大阪の老人ホームに入ってもらいました。
母はパーキンソン病で、ベットから起き上がるにも筋力低下で人手が必要です。

 たった一間のベットルームで一年間何を思い、どんな気持ちで過ごしているのかを思うと胸が痛みますが、今日も会いに行き話していると、「貴女にばかり苦労を掛けてすまない」と涙ぐむのです。

「何の苦労もしていません」と私が言うと「役に立たないで世話ばかりかけて」と母。こんな会話は年寄りや病人さんがおられる家ならどこでもきっとあることだろうと感じながらも、そう思わせていることが辛いと感じました。

 世の中が功利主義になりすぎた結果、生産性のない人間は必要ない(価値がない)と思わせてしまう。本人にも周りにもそう思わせていることが悲しいとつくづく思います。

 マザーテレサが「Home for the Dying(死を待つ人の家)」を作り、お世話をしながらおっしゃっている言葉に「私はいつも心の中に、死んでゆく人々の最後のまなざしを忘れていません。

この世で役立たずのように見えた人たちが、死の瞬間に“愛された”と感じながらこの世を去ることができるためならば何でもしたいと思っているのです。」本当に尊い言葉です。マザーテレサのように実践から生まれた尊い言葉はかけてあげられませんでしたが、生きてそばにいてくれることが有り難いことです。

 「生命即神」です。沖ヨガの最も大事な教えです。今日も目覚めさせていただいたことに感謝し今日という奇跡のように与えられた日を丁寧に生きることがヨガなのです。「生きている」のではなく「生きる」ことがヨガ行ですね。

 感性が最も研ぎ澄まされる季節です。自然界でも新たなイノチを生み出すための準備が進む季節(余談ですが子供が小さいころに飼っていた鈴虫が日に日にオスが減ってゆくのが実は怖かったです)、植物は結実し、紅葉が山々を飾り人の身体感覚の働きも高まります。

日ごろ不自然環境で暮らしている人は自然の中に入ることで「人の自然性」が高まり本来の力を引き出します。食だけではなく目も耳も皮膚も感覚を磨きましょう。それが健康法です。

調整点は足の内縁部、足裏、内股、側腹という腎の関係、身を引き締めていく準備です。


2016年9月号

 美味しいと思う時、気持ち良いと思う時、有難うと思う時、なにかにつけて元気に過ごせている日常に感謝する気持ちが生まれる。

 この過ごし方、感じ方をしてこられた事への感謝心が生まれる。
 ヨガをして来て本当に良かったと思う。

 この小さな気づきの中に生命への信頼感があり、それが生命への認識度に繋がる。

 色々な方々との出会いのチャンスが沢山あり、 仕組まれた出会いを感じることも密度がたかまっているように思えるのは、「生きとし生けるもの全てが共存共栄できる世界を目指す」という教えを大事にしてきたお陰かなと思う。

 そんな日常の中に、突発的に問題が起こったら? もしも、心身に不調が生じたとしても、同じように有難いと思える自分で居られるのだろうか?

 いやいや、その訓練をして来ている筈。
 呼吸コントロールし自己コントロール能力はついている筈。
 心と体と生活の自然性を知り、柔らかで強い心を持つ術を学んできた筈。

 それがヨガで教える生命の働きであり、仕組みなのだから。
 実りの秋を迎える暑かった夏の終わりに、暑かったお陰で実りが充実していることへの感謝をこめて、人生の後半(実りの時期)を迎えているからこそ感じる有り難いと思える感謝心の値打ちを思う。


 朝夕の風に秋の気配が感じられるようになる頃、胃や腸の不調を訴える方が増えます。
 これこそ体が教える汗の内向現象です。

寝違い、ぎっくり腰、足がつる、鼻水、のどの痛み等々汗の内向による不調は腰湯等で腎臓の負担を軽減させておきましょう。

 今まで皮膚から排泄していた汗を出せなくなると、塩基バランスを取ろうとする働きで、風邪症状が出たり、軽く下痢気味になったりしますが、あまり心配のいらない状態です、軽く経過させ胸椎5,10、腰椎1番を整えておきます。


2016年8月号

 今日は母の入所している老人ホームで、「夏祭りをするので家族さんも参加してください」という事で行ってきました。

小学校2年生から大人までの太鼓のグループが演奏に来てくれ間近で太鼓の演奏を聞かせてもらいました。

太鼓の音と打つ姿勢を見ながらとても爽やかなものを感じ、何かなーと思いながら見ていて思ったことは、バチで太鼓を叩くのではなく、すっくと上にいっぱいに伸びたエネルギーがその手を振り下げたときに、太鼓に受け止めてもらっているようにまさに、「すっくと伸びて、ドーンと安心」という呼吸そのものだったのです。その安心の呼吸がドーンと音になり太鼓の響きになり我々の中心に働きかけ共振し素晴らしい一体感を作り出していました。

最初は小さい子供が一生懸命演奏してくれているという感じで見ていたのですが、子供たちの生命エネルギーがストレートに太鼓に当たりその力強さと、澄んだ波動に感動と感謝を覚えました。

 太鼓は日本人の「肚」の文化に通じるものがあり、魂の振動を呼び起こすのかもしれません。

 6月の初旬に宮津へ行った際にも、たまたま玉三郎プロデュース「鼓童」の太鼓の演奏会が丹後半島の網野町というところであるという事を知り、観に行きました。

身体作りから型に至るまでの練習のすごさを感じさせる素晴らしい太鼓の演技演奏は芸術としてすばらしく大満足でした。

 しかし、今日の子供たちの演奏は、伸びるエネルギーがそのまま人の心に振動を与えるという素晴らしさがありました。生き生きと命のエネルギーを発動させる姿はどの人のエネルギーにも働きかける力を持っているのですね。

 「この人といると元気が出る。この人といると楽しい」みんながそんな「この人」でいたいですね。

 夏の一番の養生法は積極的に行動し汗をしっかり出すことです。

クーラーで冷えすぎた体は腎臓負担を起こします。

朝の足湯と後頭骨の温湿布で汗の内向を解消し、大腿裏筋肉を伸ばしておきます。

 身体が重だるい時には熱めのお風呂にさっとつかり皮膚呼吸を促しましょう。


2016年7月号

〝喜びにあふれた姿勢“
NVSで毎回言い続けられ、体現すべく「呼吸、身体、心」というヨガの三密を相手にいろいろなワークをし、声で呼吸を見るという事をしてきています。

この、「喜びにあふれた姿勢、喜びにあふれた心、喜びにあふれた呼吸」ひとつづつ見ていくとわかったような気にもなり、深く考えると難しいと思うのですが、
本来全ての生物が行っている「自分の生命を保持しそれを増やす機能」が当たり前に機能し「生物の本能」が全うされるときには、すべての生物が生き生きと生きていくことが生きる「目的」であるはずで、その目的が達成される姿が、喜びに満ち溢れた(生命エネルギーが満ちた)姿という事になるのでしょう。

よく例に挙げられるのが「子供の伸び伸びとした屈託のない姿」ですが、これが年を重ねるごとに崩れていくのは「知識という難物」が入ってくるからです。

あれが良い、これが良い、こうすべきだと、知識で色々な事をしようとして本来の備わっている「生の設計」に従わないからです。

頭で行う「選択」という作業が心を委縮させると、身体はその影響を受けます、身体の影響は、呼吸に現れます。

われわれ人間は欲深いものですから、良いといわれることをなんでも取り入れようともがくうちに、本来の目的を見失ってしまうという事があり、気が付けば心を病み、身体に影響し病気という形で「生命からの警告」を受けるという事になってしまいます。

しかし、警告の段階で本来の命の働きと向き合えば「病んでも健康」という状態を作ることができます。

94歳の義母が「胆石」の手術を受けました。診断前から食事を取ると痛むらしく勝手に食事を抜いていたようです。痩せてくることを心配した老人ホームの医者の検査結果で、息子に連絡が入り病院受信、手術という形になりましたが、術後二日で血液検査の結果が正常に戻り医者も驚く回復力です。

頭で考えれば94歳という高齢では、何か処置を受ければ、他の部分にも影響し相当体力が落ちるだろうという通常の予測を裏切ったようです。

まさに、「病んでも健康」という形がとれたのは母がジタバタせずに、お任せ(歳だから、少々のことは仕方ない、が口癖)痛ければ食べずにいるという事で無駄に体力を消耗しなかったからに違い無いと思います。

「イノチの働き」に逆らわず、イノチの声が聴ける状態を保ち、意識以前の「快い」を感じてその方向に動けば中心力が増し「生き生き喜べる体と心、呼吸」を手に入れることができるでしょう。

梅雨が明ければ本格的暑さの到来です。夏は水分補給と塩分調整をしながら汗をしっかり出し、その汗の処理をするという事が元気に過ごすための条件です。

食欲は出ないときは食べないのも選択肢です。座骨下の大腿裏筋(下肢第7調律点)をよく伸ばし、眠り、呼吸器の急所を整えておきましょう。

2016年6月号

 梅雨を迎える前から暑さが本格的な感じの今年の初夏です。

熊本では未だ仮設の入居が出来ない状況下で今も続く地震の揺れに怯えながらの生活をしておられる方々が大勢いらっしゃるようです。今年の田植えを諦めた農家さんも多いと聞きます。

自然の威力には太刀打ちできない私たちですが、自然災害が起こった時にそれに拍車をかけるような人災がなかったのか、山や崖が崩れやすくなるような状況を作り出していないのか。無理な開発などをしていなかったのか調べておかなければ、次への学びに繋がらないと思います。

被災された皆様が一日でも早くアタリマエの生活に戻れますよう祈るしか術がありません。

 自然災害が起こる度に、自然法則に従わない生き方をしてしまっている我々人間への警告かとも思えてしまいます。度々の災害に心の痛みを覚えます。

 20年前神戸の震災があった時に、「神」の「戸」が開いた。これから怒りをかうのか、許しを請うのかの分かれ道が始まると云った霊能者がいました。自然のバランスを崩さない生き方を、そして生活を正しなさいというお知らせのようにも思えました。

 沖ヨガで教えられている誓いの言葉の中の「祈りの誓い」を紹介させて頂きます。

祈り行法の誓い

私たちは、生命は自然であり、自然とはバランスであり、バランスが道であることを自覚させて頂きました。

神とは生命であることを知りました。神の道に従うとは、自然法則に従う事であることを、自覚いたしました。

祈りとは、心と生活を結び付けることであります。今からの私は、意識的に自然法則、すなわちバランスの取れた生き方の工夫をいたします。

神を知った私は、一切の事を神の教えとして、学び行じさせて頂きます。
 沖ヨガでは全ての行動を行法として捉え、行法の前には「誓い」を立てます。

誓いを立てるという事は、流されず、大事なことは何かということを常に、認識し、行動するという事を身に付けていく方法です。

梅雨時には特に「同化・循環・排泄」の三系のバランスをとることが健康の秘訣です。

私たちは何を食べれば体に良いか?どれだけ眠れば?どんなことをすれば健康になれるか?いつも、「入れる」ことばかりに注意を向けていますが、同化ばかりに気を取られていると循環がうまくいかなくなります。大事なのは「出す」ことです。身体に不要で不適なものを、出し切ることが、循環を整え、同化力を高めます。特にこの時期は汗を出し切ることが呼吸器の働きを高めます。

食欲が出ないときには循環が滞っているときと捉え、入れないことが体のためです。

腰椎3番は腸の中枢で排泄系の中心です。生殖器や、膝に関係します。排泄力が悪くなると膝が悪くなって丹田の力が抜けます。中心力を高め、三系のバランスをとり梅雨時を乗り切りましょう。


2016年5月号

 九州での地震被害が大変なことになっています。被災された方々に心からお見舞い申します。

 いつどこででも起きる可能性のある地震国日本です。覚悟をしながら暮らすというのはどういう事なのか考えてみました。

いつ死んでもいいという覚悟とは少し違います。ライフラインが経たれ、この便利な生活が維持されなくなった時、命の危険にさらされている中で自分の心を、身体をどの方向へ引っ張っていく事が出来るかと云う事です。

気力を萎えさせず、そんな中でもポジティブ発想が出来る自分なのかと云う事を考えてみると私はあまり自信がありません。しかし実際には被災地の中で、一緒に被災した方々の世話をする方が必ずおられます。

身内を亡くされたりして打ちひしがれている方の力になろうとする方がどんな時にもおられます。人のなかにある裡なる神格が呼びさまされるようです。

神戸の震災の時に現地に入り、被災された方々の中でそんな思いを強く抱きました。それこそが、人として生かされている自分のイノチへの信頼を失わない方なのだと思います。人としての尊厳をどんな場合も失わない方は強いと思います。

そんな方と話していると、今日自分は家に帰って寝られる事が申し訳なく、雨風をしのぐ家があることの有難さをしみじみ感じたものでした。

 覚悟というものの中にはあたり前に生活しているこの状態がどれ程、恵まれた状態であるのかを認識し、感謝できる心で暮らす事も一つでしょう。色々な状況をシュミレーションしておくことも必要でしょう。

たった一日電気も水も無い生活をしてみると必要なものが見えると云います。そんなこんなと考えると、放射能の危機は大きすぎます。この地震国に原発を置いておくことは何としてもリスクが高すぎます。

今回は稼働中の川内原発は異常なしと発表されていますが、本当に大丈夫なのか?信用できる仕組みには組み込まれていない原発産業です。何事も無い事を祈るしかないのです。

 大変な状況下でも季節は生命力が一番高まる時期を向かえています。新緑の芽吹きのエネルギーを、生命力に満ちたエネルギーを、大変なところへも送りこみたいものです。

全てが影響し合って、生かし合っている地球の磁場が整い、穏やかな命の連鎖を促せるよう自身を調え祈りの波動を送りましょう。

呼吸器が開放される時期です。心臓、肝臓の機能が高まり排泄作用も高まります。リンパ系も活発化し代謝が促進されます。

心身の不要不適なものも出し切るような呼吸、心、身体の使い方をしましょう。鳩尾を弛め腹に力の入る状態をつくりましょう。


2016年4月号

 毎年毎年、寒暖の差が激しいと書いている4月号です。今年も月の始め頃に片付けたガスヒーターを又取り出して暖を取ったりしていた3月でした。

もともと三寒四温と云われているように春はさむい日があるものですが、その幅がどんどん大きくなって来ているようです。

 それでも、イヌノフグリが咲き、こぶしの花が咲き、桜が咲き誇り、順番通りに春はやってきます。人の身体も、こんなにも変化の激しい気候にちゃんと順応してくれているのが、凄いと思いませんか?

 気分が春らしく、ワクワク浮き立つ、新しい事を始めてみたくなる、身体の内側からの欲求です。 
 呼吸も深く、胸も広がる時期ですから、体内毒素を排泄できるほど深く強い呼吸をしてみましょう。

「木村式ヴォイストレーニング」を長く勉強させて頂いていますが、ようやく最近、「声ヨガ」として自分流に表現できるようになりました。

木村先生のように一人一人の声を確実に替えると云う事はまだまだですが、其々が呼吸法として自分の気の流れを認識できる処までは誘導出来ているように感じます。

 気の流れが整うと声の幅と長さが変化するので、結果深い呼吸になり気持ちの良い体と心の変化がおこります。三密が調って作り出される場の気はとても心地よく、ポーズにも冥想にも入っていける状態が出来上がります。

気が上がりやすい春の陽の気の時には鳩尾を緩めることで腹が充実し、首が緩みます。呼吸力をつけ声を出すことで鳩尾を弛め、丹田に気を降ろし地に足をつけた状態を意識的に作りましょう。

 肝が更新する時期です。冬の間にため込んだ脂肪を燃焼排泄させるチャンスです。葉物や、野草、山菜など毒素を排泄するものを摂りましょう。肩甲骨の可動性をつける。胸の開放、骨盤の開閉運動、等が今月の動きです。


2016年3月号

 東大寺の「お水取り」が済めば春。というように、関西では季語に使われるほどの節目の行事ですが、身体的には、頭蓋骨がゆるみ、開くという作業が1月末頃からすでに始まっています、春は上から下へ弛んでいきます。

頭蓋骨→肩甲骨→骨盤と開き上がっていく過程で、頭蓋骨が うまく開ききらなければ、思いの毒を捨てきれず、「春鬱」と私は呼んでいますが、無気力、閉塞感、虚無感に襲われる状態が一時起こります。

そこで深刻にならず、行動を起こしてみれば、意外と簡単に身も心も開き、すっきりと解決するのです。が、性のエネルギーが高まる時期だけに、 人間関係に反映させて捉えてしまいがちというのも「春鬱」的特徴です。

自分を縛っているものが、この関係性の中にあると思っているうちは解決のしようがありません。自分に起こることは自分のご縁の中での問題と捉えて行動すれば、まずは身体を整えてみれば、な~んだ、こんな事かと気づき自己解決の道が見えます。

 身体に左右される心の状態。解っていても客観的に判断しにくいのも事実です。「そんな時期ね~」の一言で我に返り解決できる人が周りに多くなってきているのも、毎年毎年同じことを書いているお蔭かなという気がします。

 先日木村の個人指導にいらした方も、呼吸器が開かず息が詰まっていましたが呼吸が整い声が開いたら、裡へ抱え込んでいた思いも発散でき、すっきりと解放されました。彼女も最初は、閉塞感を訴えていました。

 彼が最近、会員さんと電話で話していて、ここでもやはり閉塞感を訴えているのだろうと感じたことがありました。そんなことから、改めて「春鬱」を取り上げてみました。

 新しい事へのチャレンジの時期です。動物としての人間は性のエネルギーを色々な形の行動に変化させ進化してきました。もちろん出逢いの時期でもあります。どうぞ有効活用してください。全てのご縁を活かしあいましょう。

2016年2月号

 暖冬だった今年の冬ですが、とつぜんの異常寒波がやってきた22日、日本海方面に小旅行しました。

雪に覆われた山々を見ながら、久しぶりの雪景色に何かほっとする気分で落ち着きました。光の多さなのか、雪化粧した木々達の美しさなのか分かりませんが最近は山を見る時に、木が切り倒されて太陽光のパネルが張り巡らされている光景を気にしてしまう自分がいました。

そんな光景に心痛めていましたので、そんな物が見えない景色にタダ安心しているだけなのかもしれないとも思います。

「見えない、見せない、見ない」状態がどれ程怖い事かと思いますが、マスコミや政府はどんどんその方向性を強めている現状です。さる年にちなんで「見ざる、言わざる、聞かざる」が浸透しないように願います。

季節がずれているが如くの寒波でしたが、身体は春に向けての準備をしています。

後頭骨が開き、肩甲骨、骨盤と開いていく準備が始まっています。
手首、足首、肩甲骨、骨盤、股関節などを充分に緩め、身体全体の弾力をつけておくことが大事です。

呼吸器の開きが充分でないと、花粉症等の過敏反応が出ます。

肩甲骨の開きが悪いと心臓、肺、肝臓、眼、耳、歯、鼻などに影響が出ます。

骨盤の開きを阻害するのは眼や頭の疲労、足の冷え、食べ過ぎ、余分な気張りや気落ちなど筋肉の強張りです。

筋肉を弛める動きを入れていきます。反対に弛み過ぎると「春眠暁を憶えず」で眠くたまらない状態になります。

この時期には足首を整える動きや、股関節の可動性をつける動きで、骨盤の状態を整えます。

2016年1月号

 明けましておめでとうございます。

 神様へのご挨拶に始まる新年。毎年神社に行列ができお参りも結構大変そうですが今年は何を願い、何に感謝してのお参りになりましたでしょうか?
 神さん参りは何となく目出度い感じ、明るく開けた感じがします。今年も開けた運気を引き寄せましょう。

 暮れに義父の一周忌を迎え初めてわが家にお仏壇を置きました。義父はお酒の好きな人でしたので、お酒をお供えしましたが、本来仏様にはお酒をお供えしてはいけないらしいですね。

神様にはお神酒を上げるのに、仏様はいけないのか?そんな会話の中で、宗教倫理というか宗教観の違いというか、神道と仏教について知りもしませんが「ハレとケとケガレ」について考えてみました。

 お葬式となると「ハレ」と捉えるか、「ケガレ」と捉えるかで捉え方が分かれるらしいですが、お仏壇にお参りするという行為自体は日常の中での行為ですから「ケ」ととらえるのでしょうか。

民俗学の先生は「ハレ」と云うのは「非日常的な世界が設定され、中でも、ハレの場における酒は、味を楽しむためというよりも、酔う事によって異常心理を経験し、共同体を構成する人々が集団で共に酔って連帯感を深める事が目的であった」ということを云っています。

「神道でいう死の「穢れ」とは、死に至る病気や事故、その苦しみや、遺された人達が悲しみ嘆く状態の事を、気が枯れた状態=気枯れ=ケガレと解釈しているのであり、死そのものが穢れであるとか、死んだら穢れた存在になるとか、そういった意味ではありません」と書かれていました。

となると、お正月というのは完全に「ハレ」の日であるのだから、仏さんになった義父へのお酒はありですね。

そんな事に拘る必要もなく自分たちがしたいようにしたら良いのですけれど、初めてわが家にお仏壇と云う祈りの象徴的「物」が出来たので少し拘ってみました。

 我々の「ケ」である日常的には、「生命即神」としての観念が身についているので、日々イノチへの祈りと生かさせて頂いている御恩に感謝の日々ではあります。今年も生かさせて頂いている御恩に報いる生活を心がけたいと思います。

 毎年、ヨガしましょうの「季節の身体」は同じことを言い続けています。多分もうこの時期はこう云う事が起こって、こう対処すれば良いのね。と皆さまミミタコ?だとは思いますが、錐体外路に入るまで言い続けることに致しましょう。

 寒さで、乾燥する時期は水分の摂り方が健康維持の大事なポイントになります。水は一気に取らず、ちびちびと細胞レベルまで浸透させるがごとく取り入れましょう。とくに露出する脳とまで言われる「眼」は粘膜ですから水分不足の影響が強くでます。

眼の温湿布で保護して下さい。身体を動かす時には特定の筋肉を機械的に動かすのではなく身体の内側に起こってくる感覚を感じる練習をし、それに従う「快」感覚に任せていく動きをしてみましょう。左右対称である必要はありません。

2015年12月号

 今年も無事に師走を迎えました。新年を迎えると云ういい方は何の抵抗もなく「迎える」と云えますが、師走は、「とうとう来てしまいました。」という感じで、喜んで迎えるという感じとはなにかが違うという気がします。最後の月と最初の月の違い?

本来日々再生と考え一日一日を大事に暮らすという思いの中では、師走も新年も同じ一日の積み重ねでしかないのですが、区切り、ケジメというか、此処までですよ、という線引きを沢山しながら生活している事に慣れてしまっているように思います。

何か事が起きた時にずっと後になって、あの時の選択ミスが此処に繋がってしまっているという後悔も有ったりすることを思えば、選択の連続である日々を大事にしっかり選択して生きなければと思います。

先日、ケネディーの暗殺事件を扱ったクレイ・ショー裁判を題材にした「JFK」という映画を観ました。オリバーストーン監督ケビンコスナー主演の映画で、検事役のコスナーが、何故ケネディーが殺されなければ成らなかったのかを暴いていく内容でしたが「ベトナム戦争に反対した」ケネディーが、5年後にはキング牧師も殺され、都合の悪い人間を消してしまい、武器商人達が巨万の富を得、アメリカの中心部を財力で牛耳っていく様がリアルでした。

今まさに「IS」という敵を作り、形を変えた戦争が始まっていますが、その元凶はベトナム戦争に始まったように思いました。アメリカの「ベトナム戦争」を他国の事として許してしまった、見ぬふりをしてしまった世界中が、今新たな戦争に巻き込まれようとしているのです。

 あの日、ケネディーが殺されなかったら?今この世界はどう違っていたのかと思わずにはいられませんでした。

「問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。」 キング牧師の言葉を、胸に刻む今年の最後の月です。この年が、日本の最後の平和に見えた年にならないよう祈ります。

 気ぜわしい時期には、意識して気を下げる「頭寒足熱」の状態を作りましょう。

冬は身体が引き締まりうち裡の力を蓄える時期です。骨盤の弾力を保持し、丹田に気をおろし自身の内側をじっくり観て内実を促すのに適した時期です。冥想をお勧めします。

 冬の養生法は、冷えによる乾きの対策、水分をちびちび取り入れる事と、眼(神経系)を弛める、首をゆるめる等です。胸を広げ、マフラーなどの活用で首や胸元を冷やさない工夫が大切です。

冷たい風を正面から受けないよう気をつけましょう。冷えの害を最も受けるのは腎臓です。足裏は腎の急所です足を冷やさない事も大事です。教室ではさか立ちに挑戦です。

2015年11月号

 山々が色づき、最も綺麗な時期を向かえました。5月の新緑と、秋の紅葉は、日本人で良かったと思える大好きな季節です。

私たち日本人の感性を育ててくれるのに無くてはならない里山の自然、勿論生態系を維持するにも重要な里山の自然です。大事に守っていかなければと思います。

 ところで、人生の秋盤に入っている母が暮す老人ホームへほぼ毎日通い続けている日々の中でふっと考えることがあります。

 色々な人生を歩んで来られた方々が、どの様なご縁で秋盤をここで共に暮らすようになっているのか、其々がその思いをどのように表現して暮らしているのか、其々の人生で身につけてきた物は、どういった形で活かされているのか等々、結局は自分に置き換えている状況なのでしょうが、何色になる可能性を秘めて、どの方向を向いて暮らしている自分だろう?どんな葉をつけ山全体の中で何色に染まろうとしている自分なのか?

自分も秋盤。まだ終盤ではないところに、変化できる可能性を見いだして、先輩たちの日常を見せてもらいながら考えている日々です。

 あっと驚かせるほどに鮮やかな色でなくても良い。少しは緑も残して枯れかけている所は綺麗なオレンジ色で、ちょっと渋めの、等々。年の重ね方に気が行っている昨今。

 綺麗な紅葉を作るのは気温差です。朝夕の気温がぐっと下がる時期、冷えと乾きによる水分不足が、体液循環に影響を与えます。この時期に水分をうまく取り込める身体にすることが、皮膚や粘膜、血流を整えるために必要なことです。

 11月は脳溢血が最も多くなる時期と云われています。水が足りないと血液は濃度を増し流れが悪くなり血圧が上がり、頭への血行不良を起こします。頸椎1,2番は脳の血行に直接対応しています。

首を冷やさず、いつも柔らかく自由に動くようにしておきましょう。ちなみに、頸椎2番が右に曲がると頭の血が下がりにくく頭痛や脳溢血、左に曲がると頭に血が行かなくなり、脳貧血、めまい、脳軟化を引き起こします。

 血液濃度が上がると同じ状態で心臓にも影響します。

 粘膜系の影響は眼にも現れます、目が乾くと頭が疲れます。頭が疲れると首が硬くなり自律神経のバランスが崩れます。

うまく水分補給することで皮膚や筋肉の弾力を保ち粘膜系を整え瑞々しい身体をキープしましょう。

2015年10月号

8月の末から約ひと月北海道に居りました。

気候の変化は一足飛びに秋。身体はそれに何とか適応したものの大阪に戻ってからの10度の気温差や蒸し暑さに辛い日々を過ごしているこの2~3日です。

身体は2~3週間ぐらい季節を先取りして変化していると云われていますが、この逆戻り現象にはどのように対応してくれるのか、観察してみようと思います。

10月は一気に冷えが来る時期ですが、身体の冷え現象は気温の低さでは無く、予期せぬ温度差に体が適応できないための変動です。

骨盤や足首が緩んでいると身体は冷えます。足首、骨盤を引き締め、腎臓の急所である側腹を緩めておくことで、冷えと捻じれを取っておきます。

感性が研ぎ澄まされ、気が充満する時期でもあります。いわゆる結実の時です。

内なるイノチの働きを感じ感謝し、身体と精神を整えるのに適した季節。
深い呼吸を意識し生活の中から冥想できる身体と心を作り上げていくのに適した季節をゆったり愉しめたら良いですね。きっと、いのちに対する信頼感が増すことでしょう。

2015年9月号

 「私には死生観がありません」とはっきりおっしゃるのは、「103歳になってわかったこと」という本を書かれた篠田桃紅さんです。

「生死についてはいくら考えても解らない、自然の計らいによるところの問題であり人の領域を超えたところにあるものと捉えている」と。

 人事を超えたところの問題と人事を尽くして解決する問題との識別がとても端的な言葉ですっきりと伝わってくる感覚に、真摯で深思に生きていらした方なのだという尊敬の念が生まれました。

 『最後心』、一期一会の世の中において、最後心で全ての事に当たるというヨガの教えを思いました。その中でのお任せの心、諦めるのではなく精一杯やり遂げた先のお任せ。

 中途半端な状態で都合よくお任せになっている日常ではないかと反省させられた刺激でした。

 仕事も、遊びも、人間関係も、自分との向き合い方も全てにおいて、全身全霊で全力で当たるという事は相当に難しい事ですが、思いの中にそこを持っているのとそうでないのとでは雲泥の差があります。目指したい生き方です。
 日ごろ、ゆる~い私ゆえの思いでしょうか。

朝夕は少し過ごしやすくなりますが、夏の疲れが出る時期です。汗の内攻に気を付けて、足裏やふくらはぎを冷やさないようにしましょう。足裏は腎臓、ふくらはぎは胃や生殖器の関係です。肺は大腸や皮膚とも関係があり下痢や湿疹なども呼吸器の働きの問題です。

この時期に、足がつる、鼻水、鼻づまり、喉、耳が痛い、寝違い、ぎっくり腰なども汗の内攻現象で起こります。汗の処理をし、内攻した汗は足湯や、頸の温湿布、腰湯などで整えましょう。

2015年8月号

 全ての生物は余計なことをしなければ、生まれた時に備わっている能力で自ずと健康に生きて行けるようになっています。これらは自然治癒力や自然良能力を最大発揮し問題が起きた時に体が勝手に治ろうとする働きをもっているからです。

「症状即療法」という言葉もあり、悪い物を食べて吐く等と云うのは最もその典型です。

ところが最近はこの吐くことを止める薬を飲むとか、季節の変わり目に調整として風邪症状がおきるのを薬や注射で止めるなど、身体の能力を無視した治療と云われることをすることで、我々の内在する能力を打ち消している事が多いように思います。

癌や脳溢血になる人の多くが何年も風邪をひいていなかったということを耳にします。何処か体感覚を鈍らせてしまっているのだろうと思います。

軽く風邪をひくことで身体の調整がなされたり、要らないものが入ってくると吐いたり下痢をしたりと、自然治癒力を高めるために大切なことは、どうやって病気にならないようにするのか、病気になったらどう治療するのかという事にばかり心を奪われるのではなく、今自分はどのような状態なのかを「感じる」力を高めることです。

健康とは「敏感な感受性」です。症状を押さえるのではなく、身体の能力に任せて症状を経過させる。そのイノチへの信頼がその人の健康度に繋がるのではないかと思います。

 暑い夏です、汗は体温調整に欠かせない作用です。汗からでしか排泄されにくい老廃物もあるようです。汗もかけないほど冷えきった状態の中で、夏の冷え対策を講じなければならない職場環境もあるようですが、出来るだけ自然に沿った生活の中で健康度を高める工夫をしてみましょう。

一度出た汗を引っ込めてしまう汗の内攻現象は色々な問題を起こします。首の温湿布で、汗の内攻を防ぎましょう。

朝、熱めのお風呂にさっと入るのも、寝ている間の汗の内攻を防ぎます。大股に歩いて、大腿後を伸ばし、呼吸器の働きをたかめます。クーラーの風を後ろから受けないようにし、自律神経のバランスを崩さないよう気をつけます。

2015年7月号

 「人権の喪失が起こるのは通常、人権として教えられる権利のどれかをうしなった時ではなく人間世界における足場を失った時のみである。この足場によってのみ人間はそもそも諸権利を持ちうるのである。この足場こそ人間の意見が重みをもち、その行為が意味を持つための条件をなしている。自分がうまれ落ちた共同体への帰属がもはや自明ではなく絶縁がもはや選択の問題ではなくなった時……」

これは、ハンナ・アーレントが「全体主義の起源2」という本の中に書かれたとされる一節です。

「あん」という映画を観ました。観ながらこのことを思いました。
アーレントは政治という体制の中での人権の喪失(生まれ育った祖国からの迫害、逃避)を言っているのですが、映画を見て、ハンセン病という病気の扱い方(国家的な)で人権を奪われた(家族からも共同体からも捨てられた)人々の「足場」について考えました。

 人間世界における足場と云うのは命への信頼そのものであると思いますが、その信頼を持てなくなるような親や兄弟との関係性の中で、現実の中での事実を「事実だ」とだけ認め受け入れ、「自分は生まれてきても良かったのだ」と命への信頼を確たるものとして捉えていけるようになった老婆。
 老婆がみせる生きとし生ける物すべてに対する愛おしみの心がこの上なく尊く思えました。

 「イノチへの信頼」の上に、自分の思いや行動全てが成りたっているという事に気づき、確たる信頼の上に立った生き方が出来る時、我々は喜びに満ち、万物に感謝できる至福への道が開けるのではないでしょうか。

いよいよ陽気が最も盛んになる夏です。積極的に身体を動かし汗をかき皮膚呼吸を盛んにしましょう。

 水分補給は大事ですが飲みすぎると腎が疲れます。夏は熱いお茶や白湯、梅干し湯などで、塩分水分を補給しましょう。小食が夏の健康法になります。

暑さが辛い時は頭頂部を冷やすと暑さが抜けます。くれぐれも首を冷やさないようにしてください。脚裏筋肉座骨周辺の伸展、下肢第7調律点が今月の調整点です。

2015年6月号

 「身体の問題は心から、心の問題は身体から変化させていく。」ヨガの智慧です。

 解っていてもなかなか実践できずに、ぐずぐずしている自分に気が付くことがあります。

 先日、男性の会員さんがとてもすっきりとして、お肌がぴかぴかになっていました。

 連休を利用して断食合宿に参加してきたとのことでした。内側の毒素が全部抜けたような爽やかさに、ふっと、自分は気分がよど澱んでいる事に気が付きました。

 勿論、原因は自分が作り出している事だと解っていても、その澱んだ気分を変化させるのに、いろいろ考え込んで、堂々巡りを始めていました。

そんな最中だったので、これだと思い、早速断食を始めてみました。完全には2日、前後を入れて3日間でしたが、嘘のように、拘(こだわ)りがはずれてとてもすっきりしました。ヨガは実践を通して体感するのが一番と思い知りました。

 頭で、色々こ捏ねくり回せば、さほどの問題でもない事が、どんどん大きくなって、枝葉の方に気が云ってしまうという間違いを、「入れることを止める。」「取りこむ事に拘らない」

 それだけのことで、修正出来てしまいました。「取り込むより、捨てる」そうです完全リセットできました。

 「捨てたらいいんや~」そんな気分です。捨てたら、必要なものが入ってくるのです。

今頃の時期は、断食もしやすい時ですから、ぜひ 一度、週末断食、一日食べ忘れ断食等、軽い所からお試しください。もちろん、注意事項等アドバイスさせて頂きます。

 時期的にも、ため込んだ物を排泄する時です。湿度が高くなると体内の水循環が滞って皮膚呼吸が停滞し、呼吸器の負担が増大します。梅雨に向けて排泄力を高めておけば、ジメジメとした季節も、さわやかに過ごせることでしょう。

 肋骨の開閉運動、足をよく使う事や、肝臓部を刺激し、呼吸器を活性化させる強い呼吸法などを入れていきます。発汗誘導はD5.6で調整して行きます。

2015年5月号

 ボイスヨガが、ラジオで取り上げられ、皆様にもメールでラジオの放送状況を聞いて頂きました。そのラジオ局の前にも他局から電話で長々とインタビューされ、最終的には東京の生徒を紹介し、あちらが知りたいという事にその方が生番組で答えるという番組がありました。

ボイスヨガが取り上げられることはうれしい事ですが、表に出される形を見れば何か違うと云わざるを得ません。

 そうです、世の中の取り上げ方や、求め方には、思想と理念が欠けているのです。

声を追及する、ヨガを追及するというのは、ただ、声を出せればよいとか、ポーズが出来るようになれば、こんな良い事(効果)がありますよ、なんて、単純なことではないのです。

 実際に体験すれば解るように、そこには効果がどうのこうのなど必要のない気持ち良さが存在します。心も、身体も勝手に整うのです。これこそが哲学的理念です。本来のイノチの喜びが喚起され目先の効果がどうの等という事は必要のない事なのです。

 「創始者は、はっきりとした思想を持って、理念を追及するところから生み出した型である」ということを外してしまっては、ホンモノは伝わらないと思います。

 自分のボイスヨガを作り出した木村先生は、四六時中、寝ても覚めても、未だ研究中です。

「自分の生命を信頼するからこそ生れ出る声がある」と、それだからこそ、バロメーターになるのは「気持ち良さ」でしかないのだろうと。側にいる私には、まねっこでは伝えられないとはっきりわかります。

自分の中で確信できたことだけ、理念を外さず伝えられたら良いなと感じています。

 先月教室で「樹の気」という動きを使わせて頂きました。昔、沖先生の直近におられた先生から教えて頂いた行法です。

その先生にその旨、報告させて頂きましたら、沖先生が直接おっしゃったという教えをプリントして下さいました。ただ、ポーズとして「樹の気」を捉えるのではなく、イノチの喜びをその中に見出せるような沖ヨガの真理をその中に体現しなければと、改めて感じた次第です。

ヨガがサプリヨガ的になってしまっているのは、そこに哲学性がないからではないでしょうか。

 今月は、腹部第5調律点を整え、肝臓の解毒作用を助けます。
 呼吸器の弱い人は、皮膚が肩代わりして皮膚からの毒素排泄が旺盛になります。湿気が多くなってくる頃には胸椎7,9,10が調整点です。脇、側腹体側線と胸筋を整えます。

2015年4月号

 三寒四温とは言いますが、今年の春先は寒暖の差が大きく、いつまでもダウンコートを手放せないでいました。

それでも陽の光は日ごと春めいて、草花や木々たちはちゃんと時期を計り、自分のイノチをここぞとばかりに開かせてくれます。
近所の街路樹辛夷(こぶし)の花も気温が20度になった日に一斉に花開きました。

我々の内なるイノチの働きも間違うことなく、春の身体になり内側から気分を変え、身体の動きを、感性を変えて対応してくれています。弾む身体について行けるような呼吸と心を意識して、胸を開き気分を解放して最も性のエネルギーが高まるこの時期にこそ、そのエネルギーを万物への愛のエネルギーに変換させて、生かし合いの心を高めたいと思います。

 政治を見てもやりたい放題の勝手、社会のニュースを見ても痛ましい事件の背景に見える自分勝手な思い。ヘイトスピーチなどに及んでは何故そこまで排他的になれるのか、悲しい気持ちになってしまいます。

 誰の中にでもあるはずの「良い思い」「他を思いやる心」「愛の心」を育てていき、本来の正しい感性を取り戻さなければ、なにか恐ろしい物に覆われて、その覆いの中で何かが壊されていくような怖ささえ感じる昨今の風潮です。

 不平、不足、不満、そんな心は、身体と呼吸と、想念を変えて吹き飛ばしましょう。

 思いっきり、胸を解放し、体中に春の陽の気を充満させましょう。
 飛べる身体を作って、思いっきりジャンプして、青くひろ~い空をつかみましょう。ただし、着地の仕方は大事です。

 骨盤が開いて上がり、行動力を生みだす身体の状態です。

冬の間にため込んだ不要なものが排泄されます。肝を養う青いもの、野草、山菜等を取りいれ排泄力を高めましょう。

この時期の下痢は身体の掃除と捉えても良いでしょう。骨盤が開ききらなければぎっくり腰をひきおこします。

花粉症状態は肩甲骨内縁を弛めることで対応します。頭蓋骨が開かないとイライラします。身体は賢いのです。色々と信号を送り現状を教えてくれます。信号無視せずに身体の声を聴ける感覚を身につけましょう。

 采佳ヨガでは、合蹠体操、腹部操法、胸を開く動き、四股立(重心下げる動き色々)を入れていきます。

2015年3月号

 1月末に飛蚊症状態になり、眼科で検査をしました。60才過ぎてからの眼の異常は緑内障などの危険も考えられると聞いていたので、すぐに受診した訳です。

幸い何事も無く安心しましたが、視野検査というのを初めて受けて、とても脳が疲れるのを実感しました。中心にある光に集中していて、その周り四方八方に次々に現れる明かりを認識していくというものです。

お医者さんが 『視野は広いです。問題ありません。この場合の視野が広いというのは、一般に云われている、心が広いとかいう意味の視野ではありません…… 云々』

長々と、云うのです。しかも真顔で。

当たり前でしょ~~~!!なんで? 本当に視野の意味が解らないと思ったのかしら? 冗談のつもりなのか、本気で説明しているのか解らない?? 雰囲気にちょっと気分がパニクリました。

 「視野が広い」って、考えてみました。

おもしろい例があり、「俗人」というのは谷にすんでいる人と書く、狭い空間の中で見聞きしている人のことで、閉鎖的で視野が狭い。その為不安が付きまとう。

「仙人」というのは、山の上に住む人と字の如く、四方八方広く見渡せるため、不安がない。視野が広い。という説を読んで納得。広い視野で物事を捉えられるというのは判断材料も豊富で、不安を解消できる問題解決が出来るということですね。

 「不安」の出どころは、「知らない。どうなるか解らないから心配。」なのですね、いつも不安を抱えて暮らすというのは、先が読めないからなのでしょう。

 ヨガの教えですが「最後心」で、常時「精一杯全力」で、
「今この瞬間を大事に生きて」さえいれば、不安を抱える必要も、先を案ずる必要もないということです。

 但し、今起こっている色々な状況を把握して、あぶない状況が懸念される場合は、どの様な問題に発展するのかを正しく判断し、問題解決の道を選ばねば、取り返しのつかない事が起こるという不安はあります。

まさしく、この国の現状のように、不安要素を沢山内包している事には、問題提起して行く事が不安を解消できる道でしょう。

 春は名のみの風の寒さよ~♪ですが、身体は、頭蓋骨から順に開いてきています骨盤は開いて上がるという時期ですから行動力が出てくる、気分が解放的になってくる季節です。

新しい事を始めたくなるのも春の身体のなせる業です。ジャンプ出来る身体の状態を利用して自分の行動範囲を広げてみましょう。

骨盤を整える。呼吸器のつまりを取る。排泄作用を高める。為のレッスンをして行きます。コブラ、ウットカータアサナ、英雄のポーズ、胸を開く動き等を入れていきます。

2015年2月号

 先日相撲中継で、白鵬と稀勢の里戦をたまたま見た。軍配は白鳳に上がったが、物言いがつき取り直し。見ている私には同時のようで判断がつかず、取り直しという方法があることに妙に納得しました。

どちらがどうと決めるのは難しい場面。ビデオで決着というのも味気ない。曖昧なことを処理する方法が日本には昔から色々な場面であったように思います。

しかし、戦後の教育制度の中で育った我々は、この曖昧はどんどん減り「正誤」という白黒はっきりさせるという状況が増えてきて、今やほとんどの事が正しいか誤っているかという尺度で決められてしまいます。

そして教育の賜物か、我々は「正しい」という言葉に弱い。非常に弱いのです。

 外部的尺度で判断するなら、「正誤」は必要なことでしょう。しかし内部感覚が納得しない場面も多々あります。この、尺度の違いを混同しない事が必要ですね。

 こうすることが正しい、けれどしたくない。行くべき(行く事が正しい)だけれど行きたくない。そんな時、貴方ならどうしますか?

 私は行動基準がいつも動物的で、感覚に従う事が、歳と共に増えてきたように思います。

 その動物的感が、自分の都合だったり、癖づいた感覚(全くの自己本位)だったりせず、イノチの声に従える様な感性だったら、本質を間違わないのでしょう。

「イノチは間違わない」のですから。自分の行動や、思考をチェックし、イノチの声を聴ける感性を磨くには、身体を相手にするのが近道です。何しろ身体は賢いのです。まず身体感覚を調え、イノチの側からの「正しさ」を掴みたいです。

(余談ですが、行司さんの軍配は実は正しかったようです。身体が勝手に判断し軍配を上げたのでしょうね。素晴らしい!!と思いました。)

 例年ならわが家のベランダで梅のつぼみが沢山ついているはずの2月ですが今年はまだつぼみになっていない寒い年です。

それでも身体は春への準備を始める時期です。2月から3月にかけては、後頭骨から順に身体が開いていく時期です。

開くとともに不要物がどんどん出てきます。花粉症、鼻水、目のかゆみ等は水分を取って粘膜を保護してやることで緩和します。3月中ごろまでは水分を取る事が養生に繋がります。

2015年1月号

 
新たなる年の始め今年もよろしくお願い致します。

 はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあり、
 言葉は神であった。
 言葉は神と共にあった。
 万物は言葉によって成り、言葉によらず成ったものは
 ひとつもなかった。
 言葉の内に命があり、命は人を照らす光であった。
 (『新約聖書』「ヨハネの福音書)より)

 クリスチャンではない私ですが、「はじめに言葉ありき」あたりまえのように耳に入っている言葉です。

 あらためて言葉について考えてみました。人はふとしたひと言を発した時に、潜在意識の中にある思いが出てしまったのではないかと思わせる時があります。

 言葉の力、「言霊」とも云われますが、我々はこの言葉に左右されている場面が多々あり、気が付くと、言葉通りになっていたという経験をどなたもお持ちではないかと思います。

そんな大事な言葉を、「嘘偽り」「言い訳」「泣き言」「おべんちゃら」ましてや「ヘイトスピーチ」等というとんでもない事に使われたくはありません。

 悪意が無くても「売り言葉に買い言葉」、言葉で、ひどいことを言ったり言われたりで傷ついたときの胸の痛みは魂の傷に繋がり、深い部分に潜在してしまいます。

 沢山ため込んでいる魂の傷を冥想によってひとつづつクリーニングして言葉の内にあるイノチの働きを高め、我がイノチの働きが人を照らす光になれますよう。

 寒さが本格化するにつけ、身体は体温の発散をふせぐため身を縮めます。骨盤の開閉力の強い人は旨く身体を締める事が出来ますが、締める力の弱い人は肩や首に力を入れて身体を締めようとします。そうすると、上頸部、上胸部を固め頭への血行が悪くなります。

冬は頭に関係する眼、上肢、首、上胸部、アキレス、尾骨、胸鎖乳突筋、鎖骨窩などを整えておきます。上肢調律点は以前の「ヨガしましょう」に記載しています。
(2013年1月号 ヨガしましょう)


2014年12月号

 毎年12月になると今年も早い一年だったと、反省と自戒の思いを抱くのが、通例になってしまったようです。

平凡に思える日々の生活がどれ程、幸せでかけがいの無いものかを思い知らされるような自然災害や痛ましい出来事、不穏な政治の流れ等、今年も色々ありました。何事もなく暮らせているこの日々がいかに守られているのか、奇跡的に生かされている日々に感謝です。

 今年は父を送り、イノチの尊さを改めて身近に感じその生き方と逝き方を考えさせられました。逝き方を思う時、今、この一瞬の生き方こそが「神である生命」の表れであり、その尊い一瞬をいかに大事に、丁寧に生きるべきかを考えさせられます。

 新たなる年に向け、生かされている一瞬を丁寧に、そして意識的に日々を積み重ねられるかが課題です。

 気が付いたら、取り返しのつかない状況に流されてしまっていたという事の無いように思考を意識化して行こうと思います。

 この時期は、寒さの中で乾燥が進む時です。粘膜系の水分不足は目の疲れ、鼻水、咳、喉の痛み、胃の不調などに繋がります。

又、皮膚掻痒、腎、膀胱系の不調なども冷えと乾燥が原因します。足の裏を冷やさず、水分をこまめに取る事が冬の養生法です。眼と首の温湿布は、頭の疲れをとり、神経を緩めます。

 体操としては、腰椎下部への刺激、腎、膀胱系への働きかけ、ドッグポーズ(上向き下向き)橋のポーズ、金魚運動等を入れていきます。

2014年11月号

 朝夕の寒さが増してきました。いよいよ紅葉が綺麗に山を飾り、自然に触れたい思いを募らせてくれる時期です。

この綺麗な里山の自然。春は若葉が、夏は緑が深くなり、そして秋、木々が色づき実をつけ一年を通して、鳥や各種の動物、沢山の生き物を守り育て、我々に幸せ感を与えてくれる里山。日本の漁業が盛んなのも里山の恵みを受けているからです。

荒れだしてきている里山を漁業者が守るという取り組みも何か所かで行われているようです。実生活で里山の大切さを知る人々は、山を守るためにいろいろ努力を重ねています。

 しかし机上の計算であの山に太陽光のパネルを張ればいくらになる。と考える方やお国の方針で国土の13%近くが自然エネルギーと云われる物で不自然な山や、田畑にされようとしているのです。

先日電車の旅をしました。大阪から金沢方面へ向かう途中の車窓からの景色がもう変化していました。山の中腹が削られパネルが張られている場所を何か所か目にし、寒々とした気持ちになりました。

日本人の情緒をも育てる大事な里山の、田畑の自然があのような姿にあっちもこっちも削られている景色は痛々しい感さえあります。

 「生かしあい」「共存」を一つも感じられない風景に、人間だけの都合で事を運べば、必ず最終的には、そのしわ寄せは人間にくる事になるだろうと思いました。

 自然の恵みに満たされる実りの時期も終盤、植物も動物たちも冬への準備を整える季節です。人の身体も身が引き締まり、寒さへの準備を完了する時期です。

 この時期は冷えと乾きによる水分不足が体液循環に大きく影響します。

 11月は脳溢血が最も多い時期。水が足りないと血液の濃度が増し流れが悪くなるので頭への血行も不良になり血圧が上がりやすくなります。結果心臓にも影響します。

 乾きの影響は皮膚、粘膜系に顕著に出ます。この時期は塩分と水分の補給が大事な時期です。眼や首の温湿布で、頭を疲れさせない、脳への血行を良くするという事を心がけましょう。足裏(腎臓)を冷やさないという事も大事です。

采佳ヨガ今月の動きは、脇伸ばし、腰椎下部への刺激、首を整える動き、等が中心です。

2014年10月号

 天高く~というのがぴったり気分に合う秋の空です。

空気も澄んで、気持ちまでスッキリしそうな爽やかさですが、同じ空を見ながら放射能の見えない恐怖の中で暮らしている人があり、空中に飛び交う電磁波の被害を受け苦しんでいる人がいるのが現実です。

実際に、我々の住んでいる場所が本当に放射能の害がないとは言い切れない日本です。魚を食べようが、野菜の産地を吟味しようが五十歩百歩です。

 しかし、真実を知らされていないという事だけが分かっている中で、「福島は安全です」と云われそこで生活する恐怖、しかも中学生。これから結婚も出産もしたいと当たり前のことを願う世代の未来に対する恐怖は如何ばかりか?を考えさせられる資料を読みました。

また電磁波過敏の議員が議場での電源オフを呼びかけても受け入れられず、体調不良で議会を休んだことが懲罰の対象になった方の処分撤回署名が回って来ました。

 日常的に不自然な状況を不自然と云ってはいけないような風潮のご時世です。「みんなで渡れば~」的に

みんなってなんぞや、数の原理か?と云いたくなるような昨今です。

 4,50代より若い方々は80%の人がスマホとにらめっこしている電車の中、シルバーシートの前だろうが、電源オフ車両だろうが、お構いなし。
あ~~それこそ、みんな!感覚が、感性が、鈍くなって何が起ころうと人ごと見て見ぬふりの世の中になるのはたまりません。

 秋は感性が研ぎ澄まされる季節です。空の青さや紅葉の素晴らしさに感動する心が残っているなら、この自然の摂理を乱さない暮らし方をすることがヨガですね。

朝夕の寒さに伴い身体が締まり捻じれてきています。弾力をつけ、捻じれても戻せる状態に整えておきましょう。骨盤、足首が緩んでいると冷えを感じます。L4の動きを整え、側腹を伸ばし、中心力を高め生命力を裡に集めましょう。足裏を冷やさず腎の働きも整えます。

2014年9月号

 ストレスの多い現代人。何かというと、「癒し、自分へのご褒美、認めてほしい。」そんな思いが充満している日常に、違和感をおぼえてしまう感覚はやっぱり意地悪かな~。

 かの高僧白隠禅師さまでさえ、ストレス病的(うつ病のような)ものを患ったというお話ですが、やはり凡人との違いは、丹田呼吸法とイメージ法を組み合わせた呼吸法である「内観法」と「軟酥(なんそ)の法」で病を克服したということです。

今から300年前の日本人の智慧。「夜船閑話」が執筆されたのは禅師73才の時と云います。その時代に83才までの命を治めたというのはとても長生きです。

この本の中にある呼吸法こそ「反復律動性呼吸」という「和」の呼吸法として、能や謡でつかわれる呼吸だそうです。

「三呼一吸法」が基本になっています。三息使って古いものを吐き、一息吸う。そのような呼吸で「心(しん)」をコントロールする。やってみると解りますが、弛むための呼吸ではありません。むしろ、自分の呼吸をしっかり意識化して、力に変える呼吸法です。

「心(芯)」が分かる呼吸法です。

しかし、肋骨が拡がり上がっていなければ、行動エネルギーを発揚する呼吸にはなりません。胸を落とさず、肋骨が高いままで息を吐きます。NVSで声を出すためにレッスンしている呼吸法と同じです。

 ヨガの呼吸法も色々な方法がありますが、やはり基本は「充分に吐く」ということです。取り込むことにばかり意識がいく事で不足が生じ、出すことをしない現代人にとってストレス病は自分に起因する病なのかと思います。

 ストレスを感じると身体は捻じれてそれに対応しようとします。心理的圧力、辛いことを抱える時、耐える時、そして力を出す時には歯を食いしばり、顎が捻じれ、骨盤が捻じれます。大変な8月でしたが、秋の気配が漂う頃には身体の捻じれを調整しておきましょう(L3)。

汗が減ってくると、下痢や、鼻水が出やすくなります。足湯や腰湯などで、内攻した汗の処理をして、腎の負担を軽減しておきましょう。秋の早い時期にさっと治る風邪をひくと、夏の疲れが抜け身体が整いやすくなります。(D5,10、L1)の変動を整えます。

2014年8月号

 「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)がベストセラーになっていると、テレビで見ました。

著者は86歳のシスターです。テレビでのインタビューに答える様子は穏やかで、自然体、当たり前のことを当たり前に受け答えするだけですが、見ている人を安心させるオーラに包まれていました。まさに、呼吸力の大きさ以外の何物でもない。と感じました。

「置かれた場所で咲く…」というのはヨガでは「あるがままに」ということです、「許すということは相手から自由になること」だとおっしゃったのが「囚われない心」ということでしょうと、ひとことひと言ヨガの教えと照らしてお話を伺っていました。

 同じ内容のことはヨガの教えとして、私も、われわれ仲間たちも口にしますし、宗教家や哲学者も同じようなことを言います。何故それが、人の心を動かしたり、素通りしたりするのかを感じながら見ていると、やはりその方の人間力、その方の生き方を通しての呼吸力なのだろうとつくづく納得できました。

 本人を知らなくて本だけ読んでも、きっとお人柄というものが言葉の端はしににじみ出ているのでしょう。(まだ読んでいません)

 呼吸力が強いということは生理現象と心理現象とを制御し感情コントロールが出来る状態であるということ。心の平安を目指すために呼吸をコントロールし、物事の捉え方を整理できたら、ずいぶん楽な心の状態を保てるのではないかと思います。

 インタビューの中で彼女が面白いことを言いました。「相手に笑顔で接しても、相手から笑顔で返してもらえない時には、返るはずの笑顔を神様がポケットにしまいこんだと思うことにしている」と「ポケットの中身は神様が、自分より笑顔が必要な方に出して与えると思う。」

素晴らしい捉え方の整理の仕方だと感じ入りました。

 「実際に起こった出来事」そのものだけを見て、その背景に囚われず、拘らない。そのような捉え方が出来たら平安はすぐそばにあるのでしょう。

 8月暑さ真っ最中、呼吸力をたかめ適応力をつけていきましょう。呼吸活点を左右動で緩め腎、や消化器の疲れを取っておきます。夏は汗をこぴっとかき、汗の内攻に気をつけましょう。

 数分のシャバーアサナが、何時間かの睡眠に匹敵するといわれています。寝苦しさも動いた後のシャバーアサナで解消しておきましょう。

2014年7月号

先日、ブログに「生命即神」などと大それたことを書いてしまいました。
「生命とは一瞬一瞬の積み重ねの上になりたちます。

一瞬の何かの選択が違えば、繋がる次の一瞬が変化し、自分が思っていなかった方向の人生が、またその時々の一瞬の繋がりを作ります。

それでも全ては自身の選択です。
一瞬一瞬どの道を行こうがどの方向に向けられようが自身の生命、
すなわち神が選択実行した結果です。

今この一瞬が自分の未来への道。
何が起きようと自業自得の世界です。
今の思考が、行動が未来を創る。」 等と書かせていただきました。
が、本当にこの一瞬を大事に生きている自分なのか反省することしきりです。

思いと逆行する選択をしている自分がある時にその後ろ向きな行動は何だ?と思いますがその時の気分はそれしか選べない状態を作ってしまっているのだから、自業自得を認識し自身のイノチの働きと向き合うしか無いのです。
向き合った結果出した瞬間の積み重ねが生きると云う事なのですね。
丁寧に時を重ね生きたいものです。


夏の養生は汗を内攻させないということです。内攻させた汗は蒸しタオルで(首、足首等)温め処理をする。(汗をかいて背中から冷やされると下痢や風邪に繋がります。)

大腿裏(下肢第7調律点)を伸ばし呼吸器の働きを高めます。腰椎2番3側は腎、消化器の急所、左右運動で緩める。腰椎5番は呼吸力を高めます前後動で排泄系を活性化させます。

2014年6月号

 新緑の候5月のヨガしましょうはお休みしてしまいました。もっとも生命力の高まる良い季節を皆さまはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
 6月は梅雨どきで、じめじめした日も多くなりますが、身体の方も、水分が鬱滞しやすくなります。身体がおも重だる怠い、気力が出ないなど皮膚呼吸がスムーズにいかないことでの問題は、しっかり汗を出す工夫でふせげます。
 気分の方から引っ張ってうつとう鬱陶しさを吹き飛ばしましょう。雨に洗われた綺麗な空気、時には虹も見られるかも? 雨の中で生き生き咲き誇るアジサイ、あやめ、かきつばた、そして芍薬。ほたる。梅雨時にこそ楽しめる事をたくさんみつけて季節を感じましょう。なにしろ、感動する心、ワクワクときめく心の使い方が私たちの生命力を喚起し、ぼ呆けやうつ鬱などから解放される道だとか。
 誕生日の回数はどんなに沢山重ねても、心と身体、頭を年相応等といわれる状態にする必然性は全くないですね。腰が痛いとかどこか悪いなどと病院へ行くと、医者に「年相応とか、加齢によるものです。」等とあしらわれた話を生徒さんから聞きます。そんな時私は「それはやぶ医者ですね」とはっきり言います。年のせいで片付けられたら、希望がないではありませんか? 治しようがないから諦めなさい。といわれているようなものです。生きている間は筋肉だって、骨だって内臓だって変化します。変わりようがあります。治りたい気持ちを踏みにじる医者はヤブでしかありません。
 梅雨時の養生は、しっかり汗を出し、排泄力を高める。呼吸力を高める。
 身体の焦点は腹部第5調律点(痢症活点)、肝臓、膝、脚の裏筋肉、側腹部、内股部などを整える動きになります。

2014年4月号

 今か今かと待ちわびていた桜が開きだしました。
 いつでも咲ける状態でエネルギーをため込んで、花開くタイミングを計っているような木の下で早く気温が上がれば良いねと話していました。
 毎年毎年、忘れずに、自分にちょうど良い花開く時期を見計らって咲いてくれる桜。お日さんの様子、気温、地温全ての条件がぴったり合った時に咲いてくれるのですね。
 私たちもちょうど良い時ちょうど良い分ちょうど良い事をした時にバランスがとれ安定します。「機度間」の法則です。アサナもプラナヤマ(呼吸、食、智)も冥想法も、そして生活の仕方、思考、行動、にも自分に適した方法と、時期と、間合いがあるのです。
 すべての事において、自身の機度間を把握することが、自分と周りとのバランスが取れ、安定へ向かう道なのでしょう。

 春は気が上がり、うきうきと生命力が躍動感を発揮できる時です。上がる気にはしっかりと拮抗する下がる気も必要です。エネルギーバランスをうまく取り、心と身体を一つにまとめて、躍動しましょう。
 冬の間にため込んだ、余分なものが解けて排泄される時期です。この時期の軟便はあまり心配することはありません。肝を養う青い野菜や、芽の物、野草、山菜など体内毒素の排泄に協力するものを食事にとりいれ、体の内部から整えていきましょう。

 身体の調整点としては腹部第1,4,5調律点、D3,4,5,7,8,9,を整え、腰、腕の伸、足首、股関節の弾力をつけておきます。

2014年3月号

3月4月は別れと出会いの時期でもあります。身体の働きでとらえるなら冬の間にため込んだ色々なものを排泄する時期、新たなる生命の目ざめの時期とでもいえると思います。

 先日、周平先生の「ナチュラルボイスヨガ」がある雑誌でストレスをゼロにするという企画で「人間関係が良くなる声ヨガ」として取り上げられました。

春は人間関係の変化も影響してストレスを感じやすい時期でもあるのでしょう。なぜ、人間関係がこんなにも難しいの?と考えてしまいますが、お互いの違いを認め合えない事と、自分のあるがままを出せないということが大きいのではないかと感じます。

 「あるがままの自分」というものを自分自身が受け入れる事が出来ない人が、多いようです。だから、ネットなどのカウンセラーが、「あなたはあなたのままで良いのです」なんて言ってくれると、ようやく安心できた気がしてしまうのですね。

 自分は自分でしかないし、今日も生かされている自分なのだから「自分は自分で良いし、あなたはあなたで良い」のは当たり前。其処がゆらぐと、人の評価や、思惑に迎合したり、屈するという事になり自然体でいられなくなるのではないでしょうか。

自分の側に見てもらいたい自分があり、見せたくない自分があるという思惑が先にあるのかもしれません。

 自然体でいられたら、少なくとも人的ストレスは軽減する筈です。無理をすることをやめ、自分を認め、自分の呼吸をよく観察するようになれば、「自然体自然心」に近い状態というものを認識するのは難しい事ではありません。

 「不自然体不自然心」はストレスを生み出します。どの状態が不自然なのかという事を感じる能力は体の声を聴く訓練から実現させるのが近道です。頭で考えることをすこし横へ置いて感じる世界をひろげ、深めて、自分の気持ちが良い状態を追及してみましょう。
知らずに凝り固まった体と心がほぐれていきます。ほぐれて初めてストレスに気づくという事も。

 先日ボイスヨガで、身体の中身をグスグスに揺らし、「イヤイヤ」のような声をだし続けました。後のすっきり感、さわやかさは何とも言えず、嬉しいような楽しいような解放感でした。
 もしかして、私も良い子ぶって、イヤという事を言えないでいたのかしら。

采佳ヨガ3月は骨盤の可動性をつける。首を緩め、肩甲骨の可動性をつける事をします。春は骨盤が開いて上がる時期ですその急所はL4とL4、4側の呼吸活点です。また花粉症やアレルギーといった症状も呼吸器の働きがうまくいっていない状態です。肩甲骨内縁を緩め、D2~D5のつかえをとっておきましょう。

2014年2月号

 ベランダの梅の鉢植えに沢山の蕾がついて、開くのを今か今かと待っている気配が感じられます。
 これが梅の精気なのかとこちらまでわくわくします。生きるエネルギーというのは気持ちが良いものです。赤ちゃんをみて誰もが笑顔になるのも、イノチの働きが満ち満ちて精気が溢れているせいでしょうか。そばにいるだけで元気をもらえます。
 どの人の中にもある生きるエネルギーに少しの邪気も入れずに、良い気だけを取り入れ、発散できる自分でいたなら自他共に幸せ波動が循環し素晴らしい人的環境が作られるのですね。
 ストレスの多くは人的環境だと聞きますが、まずは自分自身の波動を整えることから始めたら、ストレスとは無縁の生活が送れるはずです、環境ストレスの中には、暑い寒いを始めとして気候の変動ということも一つに挙げられます。これは体が変化に対応しきれないということですが、そこで力を発揮するのがヨガの養生法であり先人の知恵が詰まっている手当法です。

 2~3月は後頭骨から肩甲骨、骨盤の可動性が変動する季節です。変動によって停滞していた不要物や凝り等が動き出す時期になります。この時期の風邪や花粉症は水分を身体にうまく取り込むことで緩和されます。また身体の凝りや偏りは首、鳩尾を緩めて腹を中心に身体をまとめて使うことで整える事が出来ます。気の発散が盛んになる時でもありますので生命相互の共振共鳴作用が高まります。共鳴し合えば生きるエネルギーは増幅され元気が発揚されます。  

2014年1月号

明けましておめでとうございます。

 今年は良い年にしたいです。
 「アヒンサー」基本の基です。
 しっかりと、自分の目を見開いて、正しくものを見、判断して行く事が、とても大事になってくる今年だと思います。周りに流され皆が無関心でいては、守るべきものさえも危うくなるような気配を感じます。
 「殺さない、殺させない」ヨガの大事な教えです。ヨガをしていれば、世の中の事はどうでも良いというのは自分勝手なヨガのように私は思います。生かしあう知恵の中にこそあるのが宗教心でありヨガだと思います。
 今、各宗教者の方々が、政治に利用され過去の戦争に加担してしまったことを悔い、改めるべく宗教、宗派を超えて、命を守るために、平和と憲法擁護の為に、反原発にと様々な活動をしています。残念ながら沖ヨガ仲間では、社会の動きに関心のある人が少ない気がします。こんなに命がむしばまれている社会だというのに。
 「生きている宗教」という沖ヨガの本が、私が最初に読んだヨガの本です。「生命即神」全てはそこから始まりそこへ行く道です。
養生法 
 季節としては最も乾く時期です。体が乾くと喉、鼻、気管などが過敏になり、腎臓にも影響してきます。水をちびちび飲み、乾き対策をしましょう。お風呂に入りながら水を飲むと吸収されやすいです。目の疲れや乾きは頭を疲れさせ、胸鎖乳突筋、鎖骨窩を固めます。目の温湿布をしましょう。教室では眼、首と上肢、肩甲骨を緩める動きが中心になります。

2013年12月号

 今年も最後の月になりました。年々一年の速さが加速しているように感じます。歳のせいなのか?マンネリ化した日常のせいかハタマタ忙しさ?のせいでしょうか。今まではあまり歳を意識せずに暮らしていたように思いますが、最近はこれって歳のせい?と思う事が増えたような気がして少しさびしい感じです。そして、生かされている御恩というものをこと有る毎に感じています。その年齢にならなければ解らないという事も確かにある様で、昔、親にこんなことを言われたなあ~こういう気持ちだったのか、そう思いながらも今、年老いた親の事を理解しきっていないだろう自分の至らなさを思います。
 年頭とか年納めというのは自分の中での区切りとでもいうのか、いろいろと思う事の多い時期のようです。冬は頭が締まって思考するのに適している時期なだけで、身体の反応かもしれませんが。どうであれ自分の内面と向き合い内省してみることは大事なことです。瞑想で自分のエッジに向き合い本来の冥想状態で生活することを実践して生きて行けたら素晴らしい事です。

 冬は頭蓋骨も身体も締まっている季節です。目の養生(温湿布など)をこころがけ、心の緊張を解きはなしましょう。寒さが増してくると身体が乾き水分不足が生じます。頻尿、むくみ、関節の痛み、胃のあれ、皮膚のかゆみなどは水分不足が原因です。特に粘膜は乾きの影響を受けやすい部分です。水をちびちびと飲んで乾き対策をしましょう。

 この時期の心臓発作や脳溢血なども乾きによる水分不足が原因になります。水分不足を侮らず、健康法としてマメに水分補給を心がけましょう。冬の身体調整ポイントは上頚、胸鎖乳突筋、鎖骨窩、手首、足首、足裏、頭部第2、5調律点、D1~5、10、L1、5がポイントになります。アサナは肩甲骨の可動性を付ける、腰の弾力(犬のポーズ上下等)を付ける、魚のポーズ等で胸を開く動き等になります。

2013年11月号

 天候不順で、体調管理が難しいこの頃です。急に冷え込む時期になると脳溢血が心配されます。肩首を柔軟にし、脳への血行を整え、手足を良く動かし末梢神経を整え血行を良くするように心がけましょう。

管の流れを整えておく事が、健康の秘訣です。我々の身体は管を、筋肉や骨が支えているように作られています。管理とは管を整(理)えるという事ともいえるようです。血管、気管、消化管、尿管、リンパ管、神経管などの流れが阻害されることで、各臓器がうまく働けなくなるのです。

管の流れをスムーズにするには、筋肉の弾力が必要です。薬に頼って、血管の流れを整えたところで、他に問題が起こったり、副作用で、訳のわからないことが起こってしまったりします。イノチの働きを部分でとらえず、丸ごと自分管理するようにしましょう。

 最近多くなっている自然災害も異常気象の原因も、全体を捉えると結局は我々人間の、傲りが生み出した産物でしかないのだろうかと思います。地球さんから見れば、我々は、血管に悪さをする、血栓や結石のようにいらない、塵のようなものかもしれませんね。

 今月の采佳ヨガは乾燥の影響を受ける眼の養生、肩、首の緊張をとる。側腹部、下腹部の引き締め、下肢内股の伸ばし等を中心にして行います。

2013年10月号

 「免疫力が高いと病気知らずの健康体になれる。」みなさんが承知の事実です。ヨガをするということは、もちろん免疫力を高める(自立神経を整える)という事です。夏の間もお風呂はシャワーでなく、湯船に入りましょうと、毎年まいとし、何年間も言い続けてきましたが、免疫力について書かれた本の中に、湯船派とシャワー派のリンパ球比較が書かれていました。
 

ある会社の社員18人を二つのグループに分けて比較した結果、湯船派のリンパ球平均2248個シャワー派平均1901個と出たそうです。理想的なリンパ球値は2200~2800個だそうです。そして顆粒球も理想値3600~4000個に対し湯船派4176個、シャワー派5037個と交感神経優位型の顆粒球もシャワー派は減らないという事です。

生活が夜型になっているので、なかなか交感神経の緊張が抜けず、副交感神経とのバトンタッチがうまく機能しないための弊害が沢山あります。リンパ球と顆粒球のバランスが崩れる事で様々な病気が発症します。このバランス維持能力を高めるためにも自然に沿った生活リズム(太陽と共に)が大事です。

その日のうちに寝るためにも(これがとても大事)夜のお風呂は湯船にゆっくりつかり副交感神経型に切り替えその日の疲れをその日のうちに取り去るという当たり前の生活を心がけてみませんか?

 ちなみに就寝時間が1時、2時だった私はシンデレラタイムに寝るようになってから朝の目覚めがすこぶる快適になりました。
 寝る2時間前ぐらいからはパソコンや、テレビ等の強い光を避ける、布団の中で1分間ぐらいかけた長い呼吸法をすることも深く質の良い眠りへの導入法です。

 植物たちが実を結ぶこの時期、私たちの内なる生命力も充実してくる時です。朝夕の気温差による体の捻じれを整え、身体内部の充実を図り、感性が鋭敏に働くような身体の自然感覚を身につけていきましょう。五感を通じて高められた感性は命の喜びそのものを味わうことができます。

 教室では、腎(足裏、内股、ひざ裏) 側腹部(捻じれ)、股関節、足首などを整え寒さへ向けての準備をしていきます。

2013年9月号

 「お前の夢は金で買えるのか?」これは宝くじのコマーシャルです。思わず笑ってしまいましたが、なぜ笑えるのか考えてみると、

本来のあり方をみんな知っている、にもかかわらず、お金で手に入れられるもので、何かを実現しようとする、本当は笑えない「人の矛盾」を組み込んだコマーシャルなのです。突くトコロをついてくる。

 私にお金が必要なことが起こり、思わず「頑張って働こう!」と云った時、「金は金でしかないんだから必要なだけ使いなさい。金を得ることと働くことは別だ!!」「働くことは大事なことだ」と夫先生から説教をくらいました。本末転倒した世の中で自分も何の疑問もなくそんな考え方に慣らされてしまっていたことに気付いた瞬間でした。

 「何を求めてヨガに来ましたか?」「幸せになりたい、痩せたい、病気直しをしたい等々」「真我に会いたい、瞑想したい、何かをリセットしたい」色々なことを求めてヨガに来られる方がいます。理由やきっかけは何であれ、ヨガをするという事が自分を変化させるという期待感がいっぱい。宝くじと似ていませんか?そこで、指導者は違いを感じてもらう、人任せの期待感ではなく、自身が自己実現するという方向に共に歩めるような方向付けができるようになりたいものです。

 問題の根本を相手に還す。原因結果の事象を解ってもらう(自己の追及、とことん自身と向き合い、感じ、生活の中での自分のあり様(衣食思)、行動)自業自得の世界を感じてもらい、正すことに協力する。正していこうとすれば、自然に呼吸、身体、思いが変化します。それらが変化して初めて自分の求めている世界の入り口です。

 呼吸や体を変化させるためのボディーワークの途中「何を要求されていますか?」 と聞かれることがあります。

こちらが求めるものは何もない。相手がこんな呼吸で日々暮らせたら幸せだろうなと思える事の実現に向けた具体例。共に豊かな呼吸で生きるためのレッスン。しいて言うなら求めるものは「あなたの平安です」「そして私の平安」「もっと大きく世界の平安です。」

 半端ではない暑さの中で、鈍らせたり、弱めたりした部分はないでしょうか?極端な状態は、壊しも、強化もするのです。自分の内在智の賢さ、適応力の大きさを改めて確認できた方も多いのでは無いですか?これぞ、ヨガの恩恵。

夏バテは少し涼しくなるころから始まります。消化器を整えておくことが一番の夏バテ防止。正座仰向け等で太もも前面を緩めておきましょう。

2013年8月号

 歯医者さんに通いだしました。いよいよ入れ歯を作らなければならないようです「コンナ事なら、もっと大事にしとけば良かった。」という類の悔いは歯だけではなく、我々の身体のどの部分でも云える事。

身体の仕組みは随分と賢くて、痛みや色々な変化で、SOSを発してくれる。その時点で手を打てば自然治癒力が十分、力を発揮してくれる。身体の治癒力に協力せず、SOSを無視して通り過ぎると「コンナ事ならあの時に」という事になってしまう。気づいたその時こそチャンス。

 ヨガでは身体や心と向き合うという事が基本です。向き合うという事は、どう生き、どう年齢を重ねるかという、その人の生き方、人生そのものです。身体、心の声を聴くという事は、身体や心の声を聞き逃すなという事です。間違っていたら、お詫びし正しく生きる事に協力するということです。

 いき生きと喜びに満ちて生きて行きたいと思うなら、喜べる身体と心の状態を体現させてみる。気が付けば暗い顔になっていたりしませんか?硬い表情になっていませんか?

今朝、「何を難しいことを考えているの?」と声をかけられ、ふっと自分の顔が硬い顔になっていることに気が付きました。まずは顔の筋肉を笑顔に。そうすることで肋骨が上がり気分が整うのです。日々与えられている命の働きを喜び、感謝し、いきいきと生きる。まさしくヨガです。

 8月の暑さと、慌ただしさの中でも自分を見失わない呼吸で、中心力を高め、元気に夏を過ごしましょう。暑いときほど、シャワーではなくお風呂に入って毛穴を開くことが大事です。外の暑さと、クーラーの部屋との温度差は自律神経を狂わせます。汗を内攻させない、冷やしすぎない、工夫をしましょう。汗の内攻は首、背中、腰などの異常を起こします。汗の処理を、特に寝起きの汗は、頸の温湿布で取っておきましょう。

2013年7月号

 「今の現実に合わせた憲法に替える」等とおっしゃる輩。
彼らの言う現実とは、いかにも領土問題をはじめとした、他国との諍いが起こりそうかのような気配を漂わせ、マスコミを通じて広め、国民の意識をあおり、
「このままでは現実に即さないのだから変化させよう」等とけしかける。

憲法は真理に法っていなければいけない。

 ヨガでは「時代や、都合によって変化するものは真理ではない」とはっきり教えている。
真理を目指すとは、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定にてらし、自身を戒め、他を生かし、命の喜びを感じられるかという処を追及して行って始めて見えて来る事のように思う。

 「ヨガは政治や経済とは別のところで、自身の向上を図るもの」と言って、その視点を嫌う人たちもいますが、すべては繋がりの中にあり、社会の変動に影響されながら、生きている命を相手にするときに社会情勢を見ないふりをすることは、命に向き合わないことになるように思います。

 ボイスヨガで、自分らしい、自然な声をと、探究する時に、最初は誰もがこれで良いのですか?と自分の声の出し方を不安げに聞く、こちらが望む声や、良いという規定が、あるのでは無い。自身の呼吸が無理、無駄の無い、心地よさの中にある時には癖や観念にとらわれない自然な(体全体を通る呼吸)その人らしい声が勝手に出てくる。という処を目指しての体や心の使い方、呼吸のレッスンをする。

外重心でO脚の人は「エー」の母音が得意?だったり、他の母音のバランスを大きくしていくとO脚はなおる?かもしれないと思わせるような体の使い方の癖に支配されていたりする。原因と結果を「因縁、因果の法則」に照らしてみると面白い。そう見ていくとヨガもボイスヨガも自分の現在地を知り、「喜び」「喜べる心と体と呼吸」という処に視点を定めて自身を変化させていけば真理への道も難しいばかりではないのかもと感じます。

 7月夏の暑さに負けない体は呼吸力を高めることにあります。発汗し体温調整をするのも呼吸力です。大腿裏筋肉(下肢第7調律点)を伸ばし腰椎5番の動きを高めます。排泄力を高め汗を内攻させないことが夏の養生です。水をがぶ飲みしない。適度な水分と塩のバランスをとる。脾臓(D7)の働きが鈍ると免疫力が低下し、血液異常を起こします。感覚中枢を鈍らせないようにします。

2013年6月号

 植物の生育には無くてはならない梅雨、もちろん我々にとっても夏の水不足を解消する為にも必要な梅雨ですが、

この時期体内の水循環が滞り、だるい、鬱陶しい、気力が出ない、と訴える人が多いのも事実です。こんな時にこそ、快感を感じる脳内物質ドーパミン(神経伝達物質)を最大放出させ、やる気、元気を発動させましょう。

ドーパミンを出すためにはセロトニンが大事になります。以前ヨガのセミナーで有田先生という方が、腹式呼吸法、リズム性の運動、朝の太陽光、歩く、咀嚼、規則正しい生活をすることでセロトニン神経を活性化させるとおっしゃっていました。

セロトニンの役割はドーパミン(幸せ物質、行動をおこす)ノルアドレナリン(危機管理物質)を分泌させそのバランスをとる働きがあるとされています。

またメラトニン(抗酸化作用)はセロトニンを経て生成されるそうなので不眠などに悩む人は日中しっかりセロトニンを増やし夜はメラトニンにバトンタッチでよく眠れるように生活改善してみるのも良いかと思います。

メラトニンは免疫系を整え、発癌物質を押さえる働きがあるとされています。また、ドーパミンが減ることでパーキンソン病などの原因にもなります。

 ドーパミン過剰は、過食症や依存症といった状態をも引き起こす可能性もあり、ノルアドレナリン過剰はパニック障害や鬱をひきおこす可能性があるとも言われていますがそのバランスを取るのがセロトニンです。

この時期は、蕁麻疹、喘息、皮膚疾患、食中毒などの毒素を出し切れないことによる症状も出やすい時期です。しっかり汗をかける身体作りをし、毒素を排出し、呼吸器の負担を軽減しましょう。

2013年5月号

 先日テレビで京都清水寺の森寛主様が対談しておられました。
とても開けたお顔立ちで、何の拘りも、囚われもないようなお話のされ方に思わず引付けられて最後まで見てしまいました。

その中で、数人の若者のグループと出会った時のお話をしており、最初は挨拶もしないような若者たちに「ああ言えばこういう」やりとりの中で最後はきっちり「感謝心」を伝えた時の様子をはなしておりました。

こちらがいうことに対して聞く耳を持たないような人を根気よく諭してゆく、しかも説教じみず、反発させずに相手がなるほどと思ってしまう真実を淡々と。私だったらその時点で「こいつらに話しても仕方ないな」と切ってしまう会話の流れが何度もありました。
対談していた菅原文太さんも僕だったら「まだわからんか」と怒り出しそうと言っていましたが、

「君たち、大金をもらったらありがたいと思うやろ、そやけど君たちの命は全部タダのものに生かされているんや、まずは空気タダやろその空気がなければ死んでしまうのに、大根や、人参もタダやろ我々が頂いている他の命みんなタダなんやで、大根さんにありがとうって金払うか?お百姓さんや流通にかかる金は払うけど大根はタダや、全部タダの命をいただいて生かさせてもらってるんやろ」

と、話しておられました。目から鱗。納得。

 物事の根本を見ることを、生かさせて頂いているご縁に対する感謝心をきっちりと伝えている姿に心打たれました。根底で向き合い、生かしあう繋がり、愛に気づくというものでしょうか。

 正論は重たい分ウザイ、説教くさくなると反発心を起こされ、伝わらない。なのに「ヨガはこういうものです。」したり顔で言ってないかな?伝わらないヤツを切っていないかな?物事の原理原則をきっちりつかんで根本をみて生かしあえたらいいなと感じた私のヨガでした。

 木の芽時には精神的に不安定になる人が増えます。呼吸力(意志力)を高め、不要で不適なものは出し切る身体の状態(腹の力)を作ります。身心の安定を図るため、鳩尾を柔らげ丹田力を高める動きを取り入れていきます。腰椎3,4,5の弾力をつけ行動力を促し、胸椎3,4,5、を緩め呼吸器関係を整えます。

2013年4月号

 呼吸が止まれば息を引き取った、という状態になります。息をしているから生きているのが我々です。

ヨガでは呼吸法を学び呼吸で心と身体の状態を整えます。当たり前に呼吸が出来るときの話です。

先日、黄砂だ、PM2.5 だ、花粉だ、という時の空気の状態は、呼吸したくない程に、ひどいものでした。

大阪の空は灰色で視界が悪く、目が痛くなるほどの状態でした。

全ては我々人間が、危機的地球の環境破壊をしているせいです。

森林消滅、砂漠化、空気や水の汚染、酸素の減少、オゾン層の消滅化、ホンの20~30年前までは、水も買わなければ飲めない時代になるのかしら? とよその話のように感じていたものです。

たった20~30年の間に地球にとってはホンの一瞬の間に、ここまで地球破壊してしまったのは、我々地球に住まわせて頂いている人間の仕業です。

 全てを活かしあう事を学び、生命力強化をめざす我々ヨガ人にとって、

我々の命の元にある地球の破壊を止められるような生き方、生活の仕方、価値観の見直しをすることこそがヨガの道だと思います。

胸が広がり、深い呼吸が出来るはずの春の身体が、呼吸することさえ拒んでしまうような空気ではいけません。

全ての命あるものを生かしあえる生き方が出来るよう、春のいのちの息吹きを喜び合える暮らし方を考え実践しましょう。

 頭、首、肩甲骨が弛み、骨盤の可動性が大きくなる時期です。

頭が弛みきらないとイライラします。

腰が整わないまま開くとぎっくり腰をおこしやすいです。

骨盤を整えて、開閉運動をしましょう。

冬の間に溜め込んだものが解け出る時期ですから、山菜や野草の力をかりて、解毒作用を高め、青い野菜を取り込んで肝臓の働きを高めましょう。

2013年3月号

 ヨガの行法の中にイメージ法というのがあります。

イメージでボディビルのように力を入れたり、重いものを持っているつもりで持つ時に使う筋肉に力を入れる。

それなら、動けない状態の人でも動く部分だけでも筋トレが可能です。

体の使い方や心の使い方は人によってこうも違うものかというほど、人其々ですが、

個々人が其々にここではこのように体を使う、心を使うとインップットされているものがきっとあるのでしょう。

とすれば自分のイメージで体を使い、心を使っているのがわれわれの日常なのです。

其れを癖ともいえますが、ヨガでの正しい体の使い方を錐体外路に癖づくまで入れ込むという方法も、赤ちゃんが感や想像力を頼りに言葉や、体の使い方を学習していく過程と同じような経路なのだと感じます。

私は硬いから、年をとって動けないから、痛いところを動かせないから、等々後ろ向きな言い訳をしている人が居るのなら、

イメージで自分の体と心の有りようを作り出して、ネガティブなイメージから開放されてしまいましょう。

春の日差しの中でイメージ力を発揮していのちの働きを歓喜しましょう。

春は想像力、空想、夢を現実化する季節です。そして、筋肉=脳ですから。

采佳ヨガ、教室ではせっかく開いて来ている骨盤の動きを止めてしまうような寒気で体が捻れてしまっているのを戻す動きを入れています。整え開くが基本です。

コブラのポーズで背骨上部に刺激を入れる、胸を開くポーズ、呼吸法、四股立ちや、ウットウカータアサナで土台を整える動きを入れていきます。

2013年2月号

 寒い日が続いています。立春がきて、春はまじかに来ていると思えば、この寒さもそれほど気にならずに過せそうです。寒さに拘ってしまうと、そこにストレスが生まれます。

 「あなたは、ストレスをどのように、解消していますか?」と質問された時に、私は「ケセラセラと歌います」と、答えました。

「えっ!?」ふざけていると思われたようですが、私にとっては、自分でどうにも出来ないことは、お任せしかないのです。
「なるようになる~♪」と歌っていると、不思議に必要なことしかおきないのだなと、思えてくるのです。

《悪いという運命はないのです。苦しさはなにか間違っていることを教えていることで、損得で考えるから其れを悪いことのように解釈してしまうのです。教えていただき、鍛えていただいているのですから、お礼を言うのがあたりまえなのです。》
 と沖先生はお母様から教わったと書かれています。

 何が悪くて何が良い?何が不幸で何が幸福?全ては捉え方で変化し、全ては自分が引き寄せたご縁なのでしょう。拝んで受け取ることが出来たら良いですね…。
(とは云うものの…)
 とりあえず、寒さに胸が縮んでいると、感じ方、考え方も消極的になってしまいます。

采佳ヨガ2月は
○魚のポーズ等で胸を開き、後頭骨、肩甲骨、腰と順に
 開いてゆく過程をスムーズに移行できるよう調整して
 ゆきます。

○水分不足で起こる目の疲れは頭を緊張させ後頭骨の開
 きを止めます。水分をこまめに取り、目の温湿布等を
 して目の疲れを取っておきましょう。

○肩甲骨の開きが悪いと、咳、風邪症状で胸を開こうと
 いう働きがおこります。肩甲骨内側を緩め、D2から
 D5までの可動性をつけておきます。

2013年1月号

 明けましておめでとうございます。
 宇宙の働きも、命のはたらきも毎日が新しく、毎日が再生エネルギーのかたまりです。
 60年以上、私のいのちは毎日、毎日が新しいエネルギーによって生かされてきました。

 しかし、新たなる年として自分のいのちや生き方を意識するのは、誕生日とお正月124回?意識化したということでしょうか。そのうちの物心つかない時期には意識もせずに……。

 なんて考えていくとお正月というけじめが、暦の上での意味合いだけではない大事なものを示唆してくれていることに手を合わせてしまう新年です。

 「動物は生存者」であるが人間は「生活者」であると沖先生はいわれています。

「生を活かす能力がある」からだと、生物学的には人間(ヒト)は「ホモ・サピエンス」といわれます。

「知恵のある人」という意味だそうです。知恵とは本来、「活かす、全てを活かしあう」能力のことなのです。

我欲の為、自分だけの得になる為、他を蹴落としてでも、そんなやから輩の多い近年ですが、

悪知恵ではなく、本来の「知恵」を活かした生きかたを共に目指して行きたいとおもいます。

 その知恵のモトになったともいわれる「手」、今回は上肢第四調律点から第七調律点までをお知らせするとの約束をしていました。

第四…前腕部の肘に近い所、腕の三里と呼ばれる所。
消化器の急処、歯の痛み、心理的に握って離せなくなっている時(感情が執着して固まっている時)にはこの部分を緩めると感情が緩む。

第五…肘の曲がり角、内側の筋肉。体内の血液毒が炎症を起こす因になっている時。癌の元である中毒的体質を改善する。「~炎」といわれる病気の全てに有効。脳溢血の予防の急処。

第六…上腕三角筋の下。(小さな窪みがある)化膿活点。外傷、毒虫、蛇毒、植物によるかぶれ、など血液の異常全ての急処。

第七…肩口の三角筋の中ほどにある窪み。眠りの急処。神経の緊張でここが硬い時は眠りにくい。全ての上肢運動の急処。第七は一、二、三と分けて大胸筋、わきの下、腕の後ろ側などを、腕の調整に用いる。

 身体と心は同じ血液を使っているのですから、血液の調整ということは精神的要因がとても大きく、特に上肢調整は精神的要因の解決に繋がります。

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